Hugoで個人サイトを作った。
こんばんは、平田凡斎(HBonsai)です。Hugoで個人サイトを作りました。テーマはHugo Coderです。
参考にしたサイト
- Hugoでプロジェクトを作成しHugoのテーマを適用させGitHub Pagesで公開しお名前.comでドメインを取得しSSL化するまで - Qiita
- themeの画像を差し替える | HUGOで個人Webサイトを作る(1) - Qiita
作った理由
このサイトを作った動機はだいたい3つあります。腕試し・独立性の維持・情報の集積です。
腕試し
直接の理由は、2016年2月のMonacoinミートアップで「プログラマーなら独自ドメインで自分のサイト持たないと」的なことを言われたのがずっと頭の片隅に引っかかっていたからです。月500円のレンタルサーバー代を数年間払い続け、 hbonsai.com ドメインを取ってから早くも数ヶ月がたち……3連休という機会を活かして、ようやくこの引っかかりに向き合うことができました。
幸いなことに、いまの私は以前よりははるかに腕が上がっています。プログラマーとして入社して1年が経ち、Terminalを起動してbrew install hugo
する程度なら苦もなくできます。業務ではバックエンドのJavaばかりを書いているのでフロントエンドには苦手意識がありますが、ここでcustom.cssの書き方を覚えればそれも克服できるかもしれません。やってみる価値はあるでしょう。
独立性の維持
もうひとつの理由は、近年Twitterでアカウントの閉鎖が相次いでいることです。それも日本の感覚からすると異常に厳しい基準で。なかには、ただポルノを書いていたからという理由としか思えないケースもあります。人々から情報発信の機会を奪うという強権を振るっていることへの自覚が、今のプラットフォーマーたちにあるとは思えません。馬鹿馬鹿しい。なぜ私たちはこんなことで怯えなければならないのでしょうか?
私たちがそうした不安定な環境に置かれていることを鑑みれば、SaaS全盛の時代にあっても、いやだからこそ、独自ドメインで個人サイトを持つことの意味は見いだせます。Twitterが凍結されたとしても、個人サイトがあれば私たちはお互いに見つけられる。独自ドメインを持っていれば、サーバーが閉鎖されてもよそに移転できます。手元のPCが失われたとしても、複数の場所にリポジトリがあればまだ平気。将来Hugo/Goが時代遅れになったとしても、プレーンテキストで原本を持っていれば後継ツールに移ることもできるでしょう。手間暇かけて発信する環境を整備することは、将来のための柔軟性を保証してくれます。Infoseekの二の舞になる必要はありません。
情報の集積
私はADHD/ASDの二重苦ですが、数十年間死なずになんとかやってきました。2級の障害者手帳を持ちながらも、1年間一般の企業で働き続けるという実績を積むことができました。運も大いにあるでしょう。しかしその最大の理由のひとつは、多少負荷がかかったとしても落ちずに踏みとどまっていられるように、細かいライフハック的なノウハウをセーフティ・ネットの目のように積み重ねているからだと、自分では考えています。
しかしTwitterはそれを説明するにはあまりにも紙面が狭い。同じような悩みを抱えている人はたくさんいますが、繰り返し説明するのも面倒になってきました。ADHDの対策に特化したWordpressの解説サイトを作ろうとしたこともありましたが、それはそれで特化しすぎてネタが続かないでしょう。Noteも悪くないですが、好きなエディタでMarkdownで書くのと比べるとどうにも筆が乗りません。Togetterやブログは時間とともに流れてしまいますしね。このぐらいの規模で、自分だけの薀蓄を開陳するのがちょうどいいです。
幸いHugoなら、ブログとは独立して固定ページを作ることもできます。さしあたって /pages ディレクトリに作っていくのがいいでしょうね。数カ月後に、私がこのサイトに飽きていなければの話ですが。